一白水成が新倉庫完成で進化する!?

歴史と伝統が織り成す、福禄寿酒造の世界
秋田県五城目町に佇む福禄寿酒造は、江戸時代・元禄元年(1688年)に初代・渡邉彦兵衛氏が酒造りを始めたことにその歴史を遡ります。その後300年以上にわたり、この地で日本酒文化を支え続けてきた酒蔵です。昭和28年に株式会社渡邉彦兵衛商店として法人化され、平成16年には福禄寿酒造株式会社へと社名を改めました。「福禄寿」の名には、家族の繁栄、健康長寿、商売繁盛を願う想いが込められており、現在もその精神が脈々と受け継がれています。

新たな挑戦――新工場の誕生
2024年3月より進められた新工場の建設が完了し、今年からの新酒の仕込みに使用されます。この新設備では、酒造りの導線を見直し、移動距離を短縮することでストレスを軽減。より徹底した品質管理を実現します。この大規模な設備投資は、福禄寿酒造のさらなる進化を象徴するものです。新工場で醸される酒が、これまで以上に高品質なものとなることを確信しています。
【新倉庫外観】

地元との絆を大切にした酒造り
福禄寿酒造の日本酒は、「地の米・地の水・地の人」という信念のもと生まれます。
原料となる酒米は、地元農家との契約栽培で育まれ、仕込み水には創業時から愛用されてきた蔵内の地下水を使用。
この水は硬水であり、カルシウムやマグネシウムを豊富に含み、力強い発酵を促します。
この地域特有の素材を活かしながら、杜氏や蔵人が一丸となって「福禄寿らしい酒」を追求しています。
【出荷スペース】

代表銘柄「一白水成」
福禄寿酒造を語るうえで欠かせないのが、2006年に誕生したブランド「一白水成」。その名は「白い米と水から成る、一番旨い酒」に由来します。地元の硬水と酒米を使用し、酸とキレのある華やかな香りと甘い旨味が調和した逸品です。純米酒や純米吟醸酒を中心に、多くの酒好きから支持を受けるこのブランドは、地元の風土と文化を凝縮した福禄寿酒造の象徴的な存在です。
【新倉庫充填機】

未来へ向けた酒造り
福禄寿酒造が目指すのは、「愉しい酒造り」です。「愉」という漢字に込められた「心から楽しむ」という意味が示す通り、蔵人が心から愉しんで醸したお酒を、飲み手にも心から愉しんでいただきたいという想いが込められています。
秋田県五城目町に足を運び、美しい自然とともに味わう福禄寿酒造の酒は格別です。新たに誕生した工場と共に、これからも伝統と革新を兼ね備えた酒造りを続けていく福禄寿酒造。330年を超える歴史の重みと、未来を見据えた挑戦に満ちたその姿を、ぜひ一度体験してみてください。
【新倉庫サーマルタンク】

一白水成の新たな魅力を体感する冬へ
新工場での設備導入は、「一白水成」をさらに進化させるための一歩です。
品質の安定性が向上したことで、一白水成の持つ旨味や華やかな香りが一層際立つ酒へと進化。
これにより、国内外の日本酒ファンに新たな感動を届けることが可能になります。
これまでのファンはもちろん、新たに日本酒を楽しみたいと考える方にも、この進化した一白水成をぜひ味わっていただきたいと思います。五城目町の自然と文化が詰まった一杯は、飲む人に新しい感動を与えるはずです。

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